4月に入り、新人研修のご依頼や新規開業の案件を多くいただいております。
新人研修を行っていると、年代によっての価値観の違いの大きさに気づかされます。
だいたい5年間隔で価値感が違うようです。
価値観が違うと、「これ位常識だろう。言わなくてもわかるだろう」という理論が通用しません。
これが「最近の若い者はうんぬんかんぬん」という不満の基になっているのではないでしょうか?
育ってきた環境も違いますし、受けてきた教育が違うので「常識」の一言で片づける事が難しいのです。
なので、私が新人研修を行うときはまず「価値観」の統一を行います。
「働くことの意味」
「働くことの目的」
「プロとして給与をもらう意味」
「院として目指す方向性」
「患者さんに対して何を提供するのか?」
そんな価値観をじっくり時間をかけて共有する様にしています。
スタッフ管理を行う上で、こういった「初期教育」がとても重要なのです。
経験上、こういった初期教育を怠ると必ずといって言いほど、後で問題になります。
どんなに素晴らしい技術をもっていても、豊富な知識を持っていたとしても
価値観が違う人間がいると必ず組織にとってマイナスの存在になっていきます。
これは組織にとっても、個人にとっても勿体ない事です。
そんな事にならないように、新たにスタッフを雇用したら院の「価値観」「働くことの意味」を共有されることをおススメいたします。