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なぜ、柔道整復師を採用できないのか?

2011年9月7日 ブログ

台風12号の被害が大きいようです。

関西南部の皆様、ご無事でしょうか?

『無事です』の連絡をいただけると安心します。

この所、色々な方との打合せが続いています。

今週も月曜日は美容整体の某先生

火曜日は香川の金生先生

接骨院・整体院コンサルタント 田村剛志公式ブログ
なんの打合せかはまだ内緒ですべーっだ!

金生先生との打合せの後は医療情報研究所
様とお打合せ

情報商材を作りたいというオファーをいただきました。

私、時給700円のアルバイトからマネジメント業務まで経験していますので、

大概の事はお応えできますが、

私のノウハウでいいんですかね?あせる

さて、今週もたくさん質問をいただきましたが、特に求人についてのご相談を多くいただきました。

そもそも、不景気の最中、巷には仕事がない人があふれているにも関わらず、なぜ柔道整復師だけが採用できないのか?

単純な話、接骨院の数に対して柔道整復師の数が足りないのです。

平成22年の段階で、

接骨院の数が約40,000軒、

就業中の柔道整復師の数が約50,000人

全ての接骨院に均等に柔道整復師を配置したとしても、1軒あたり1.25人

チェーン店や一部の繁盛院が多くの柔道整復師を雇用してしまっているので、

なかなか開業したばかりの個人院には回ってきません。

しかも、柔道整復師が必ずしも接骨院で働いているとは限らないのです。

病院や介護施設で勤務している柔道整復師がいることを考えれば、

開業したばかりの個人院で柔道整復師を雇用することがいかに難しいかがわかると思います。

先生方の中には経験のある即戦力の柔整師を雇いたいという方が多いですが、

これは正直難しい話です。

なぜなら、最近は開業までの期間が早くなってきており、現在の勤務先をやめる=開業であることが多いからです。

ですから、柔道整復師を獲得したければ、学生の内から関係を作り、免許取得後に就業していただく形を取ることが望ましいと思います。

新卒の柔整師を獲得するためにも柔道整復師の育成学校との関係強化は必須の条件と言えます。

最近は各学校で就職ガイダンスを開催していますから、これには積極的に参加していく事でしょう。

近隣の学校だけでなく他府県の学校にもアプローチをかけておくと良いでしょう。

柔道整復師の育成学校の数は県によって偏りがありますので、越境して通学している学生さんも多いからです。

また、学校に求人票を出すときも一工夫しておきたいですね。

多くの先生は学校から送られてくる求人票に記入してFAXを送り返しているだけではないでしょうか?

正直白黒だけの求人票では貴院の魅力は伝えられませんし、他院との差別化につながりません。

そこで、多くの求人票の中から選んでもらえるようにするために、求人票の紙をカラーにしたり、カラー印刷のオリジナル求人票を作り院の雰囲気が判る写真などを貼り付けるのも有効です。

学校によっては統一したフォーマットでないと掲出してくれないところもありますが、

そのままでは差別化は難しいので、どうにか交渉して掲出していただくようにしましょう。

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