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ナマケモノが世界を変える

2013年10月9日 ブログ
地元高知からこんにちは!

台風の影響なのか10月とは思えない暑さです。

とはいえ都会と違い、日蔭に入れば涼しいものです。

仕事の時間まで少し時間があるので、父親と昼食を取りながら、色々と話をしました。

昔は反発ばかりしていた父親と面と向かって、話が出来るようになったのは自分が大人になった証拠でしょうか?

そんな父親の一言で思い出したことがあったので、記事にしてみようと思います。

「お前はすぐに楽をしようとする。」

父は農作業が趣味で、子供の頃よく手伝わされました。

上記の言葉はその中でよく父に言われた言葉

父は昭和の男らしく、何事にも真面目に取組みコツコツと努力を重ねるタイプ

対して、私は何とか楽をする方法はないかと模索するタイプ

土を耕すにしても、父はクワで真面目に耕します(最近はトラクターを使っていますが)。
私は楽をしたいので、壊れた手押し車を改造して簡易トラクターを作って耕します。

父には、そんなものを作っている間にさっさと耕せ!とよく怒られました。
しかし、土を耕すのは毎年の作業になるので、最初は時間がかかったとしても効率の良い道具を作っておけば翌年以降は確実に楽が出来ます。

個人的意見ですが、世の中を変えてきたのはこういった発想のではないかと思います。

真面目な人から見れば「ナマケモノ」に見えるような行為が世界を変えていくのだと思っています。

クワで耕すのは疲れるな、もっと楽に耕せないかな? → 耕うん機の開発
馬よりも早く移動できる乗り物はないかな? → 自動車の開発
ソロバンより簡単に計算できないかな? → 電卓の開発

効率化するという事は、見方によっては楽をする事

どうしても日本人的発想では、『楽をする事=怠けること』 と捉えがちです。

でも得られる結果が同じであれば、楽な方が良いはずです。

楽をした分、他の事に労力を使う事が出来ます。

クワを使って、一人の人間が耕せる畑の面積には限界があります。
この壁を超えるには二つの方法があります。

①クワを持つ人の体力を鍛えることで耕す面積の限界値を上げる。
②クワの性能を上げる、もしくはクワに変わる新たな道具を作って体力に劣る人でも楽に畑を耕せるようにする。

どちらを選ぶのが賢明でしょうか?

もうお分かりだと思いますが、①の方法で発展した農業は無いですね。
多少、能力が向上したところで一人の人間に出来ることなどたかが知れているのです。

実はこれ、治療院にもそのまま当てはまることなのです。
農業であれば、多くの人は迷うことなく②を選ぶことでしょう。

しかし、治療院においては①の選択をしている先生、多くないですか?

経営者としてやるべき仕事は明らかに②です。

一人一人の能力を向上されることよりも、優れた道具、手法を与えてあげることが経営者の仕事です。

農業と治療院を一緒にするな!と言われそうですが、

農家の方が農作物を作るとき、安心、安全で美味しい作物を少しでも多く作って、多くの人に食べてもらいたいと思って作っていると思います。

治療家が治療に当たるとき、安心、安全で即効性の高い治療を少しでも多くの人に受けてもらいたいと思っていると思います。

人に喜ばれたい、人の役に立ちたいという想いに違いは無いのではないでしょうか?

自分の仕事を異業種に置きかえて考える習慣をつけると、少し視界が広くなりますよ。

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本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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