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シャッター商店街の繁盛ラーメン店に学ぶ

2013年11月14日 地方都市レポート
地元高知県からこんにちは!

昨晩、高校生の頃、繁華街としてにぎわっていた帯屋町商店街を歩いてみました。

現在では郊外にできた大型ショッピングセンターに顧客を奪われシャッター商店街と化しています。

営業しているテナントもすっかり姿を変え、学生時代にお世話になった店舗は数えるほどしかありませんでした。

高知県は2009年の国勢調査で平均所得が全国最下位。

その額は201万円で全国平均279万円を大きく下回り、1位の東京の約半分となっている・・・。

以前は地方都市ではお馴染の代行運転業者の行列がこのあたりでも見られたが、この日は数えるほど・・・

「話には聞いていたけれど、本当に景気が悪いんだな・・・。」

少し寂しい気持ちで歩いていると、そんな中でも行列を作っているお店を発見。

ラーメン屋さんだ。

無類の麺好きの私、思わず並んでしまいました(笑)

並んですぐに店員さんがやってきて、「ただいま何名様お待ちなので○○分ほどお待たせしますが、よろしいですか?」と聞きに来たました。

待つことを伝えると、メニュー表を渡されて、

「お待ちの間にメニューをお選びなられてください。」
「麺を茹でるのに○○分ほどかかりますので、お待ちの間に茹でてしまいます。」

と説明してくれました。

待ち時間がどれ位になるかをしっかり伝えていただけた点と
少しでも待ち時間を少なくしようと努力している点に感を持ちました。

待たされることよりもどの位待たされるかの方がストレスを感じるものです。

人との待ち合わせでも相手がどの位遅れてくることかが事前に解っていれば気にならないものですが、
どの位遅れるのか?はたしてちゃんと来るのかがわからない事の方がストレスになります。

席につくと、
「おしぼりとお水はセルフサービスになります。」
「ご協力お願いいたします!」

ラーメン屋さんではセルフサービスは珍しくないが、大抵は壁に貼り紙がしてあるだけで説明されることはない。
張り紙に気が付かずに、「あの・・・お水を下さい。」と言おうものなら
「すいませんね!うちはセルフなんですよ!そこに書いてあるでしょう?」と言われることもしばしば

セルフならセルフで一向に構わないが、言わなくても解るだろうという態度は不快に感じます。
今回の様に事前に説明していただけると安心します。

解っているであろうことであっても、ちゃんと説明することが重要だと感じます。

このラーメン店、もちろん味も良かったのですが、私の印象に残ったのは味よりもこういったお客様に対する心づかいでした。

読者の皆様の中には「それはラーメン店の話だろ?治療院には関係ないよ!」と思っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、これは提供する商品がラーメンであるか施術であるかの違いであって、学ぶべき部分は大きいと私は考えます。

むしろ、治療院の方が提供する物がないビジネスの方がこういった心づかいが重要になります。

なぜなら、人と商品が同一であるからです。

人が商品である以上、その人が好感をもたれないとリピートには繋がりません。

物を売っているビジネスであれば、人と商品が切り離されているので、商品さえよければ我慢して通ってくれることもあり得ますが、人と商品が同一である治療院ではそうはいきません。

施術の腕が良くてもその人そのものが嫌われてしまえば、商品である施術まで嫌われてしまいます。

この高知の商店街の様に一見、ビジネスを行うには不向きな場所でも、やるべきことをしっかりやっていれば繁盛店になり行列を作ることも出来るのです。

自分たちにとっては当たり前の事でも、初めて来院される患者さんにとっては解らないことだらけ

お伝えすべきことがしっかりとお伝えできているかどうか、皆さんの院でも再確認してみてはいかがでしょうか?

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

田村剛志 FACEBOOK
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