10月30日(日)は株式会社クドケン様主催のセミナーで1人先生が月商100万円作るための方法をお話ししてきました。
今年にはいって2回目の100人越えのセミナー
めいっぱい楽しませていただけました。
この様な機会をいただいた株式会社クドケンの皆様
並びに貴重な時間を使って、ご参加いただいた先生方に感謝いたします。
スタッフ育成に必要な事
さて、以前のブログをご覧になった方々から、
「なぜ、現場に全くいないのにスタッフ教育が出来るのか?」といった質問を多くいただきました。
私からの回答は
「目標と環境を与え任せている」
「必要以上に期待をしていない」
この2つです。
私の持論として
『人は教育では変わらない、人を変えたければ環境を変えるしかない』
というものがあります。
例えば、
私は出張で大阪に行くことが多いのですが、大阪と東京ではエスカレーターの立ち位置が違いますね。
大阪や東京という場所が環境だとします。
大阪でエスカレーターに載る時は左側に立ちなさいと教育しても、周りの人が右側に立っている中で左側に立つことは勇気がいるし、難しいことですよね?
しかし、その人をみんなが左側に立っている東京という環境に連れて行った場合どうでしょうか?
すんなり左側に立つことが出来ますね。
むしろ右側に立っていることが恥ずかしくなりますね。
これが、環境を変えるという事です。
では、私がスタッフに与えている環境とはどんなものか?
数式で表すと
□×□=10
私が与えるのは目指すべきゴールだけ
10という結果にたどり着けるのならば、どんな方法でも構わない
その様に伝えています。
方法論を与えられないので自由に好きに出来ます。
その反面、自分で考えなければいけないので、指示待ちに慣れてしまった人にはなかなかキツイようです。
しかし、この環境に適合してくると自分で考えて行動できる人が育ってきます。
これに対して多くの組織が与えてる環境は
2×5=10
決まりきった応えに対して決まりきった計算を与えています。
方法論まで限定してしまうと、たとえ求める結果が得られたとしても、スタッフには達成感があまりありません。
キツくても自分で考え、自分で判断し得た結果とは達成感が違います。
今も美容整体の導入準備をしてもらっていますが、責任者は今月入社したばかりの21歳
値段設定からメニュー内容まで全て任せていますので、自由にやれると喜んでいる反面、全て自分で決めるという初めての経験にもがいてもいます。
もがいてもがいて苦しんだ先、数か月後に素晴らしい結果を出していると信じています。
責任と権限を任されて仕事をする。
これも環境ですね。
初めての事ですから、失敗もするでしょう。
多くの先生はスタッフに最初から結果を求めすぎです。
初めての事、やった事がないのだから失敗して当然
そう思って仕事を任せるべきです。
失敗をしたら、後始末をしてあげるのも上司の仕事でしょう。
うちでは、やって失敗する事は許します。
しかし、やるべきことをやらないことに関しては徹底的に追いかけます。
なぜならば、行動しなければ何の結果も得られいからです。
行動をすれば、成功か失敗かはわかりませんが結果が得られます。
失敗したとしても、『失敗をした』という経験が得られます。
その経験はその人にとって、大きな糧となります。
失敗と咎めてしまうと、行動しない人が育ちます。
挑戦して失敗した事を咎められるのならば、失敗しないように言われたこと以外やらないようにしよう。となります。
だから、失敗は責めない、成功は誉める
というスタンスを取っています。
これはあくまで私のスタンスであって、絶対の正解ではないです。
私は仕事上、スタッフの傍らにずっと居てあげる事が出来ないので、こういう手法を取っていますが、傍にいてあげられるのであればもっと他の方法もあるでしょう。
あくまでひとつの参考例として受け取っていただければ幸いです。