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見えないお金

2013年9月11日 開業
戸越銀座商店街の喫茶店からこんにちは!

今日は珍しく、店舗で打合せでした。
この2年程、ずっと出張ばかりで殆ど店舗に顔を出せていなかったですが、
久しぶりに打合せに参加させてもらうと、その成長ぶりに驚かされます。

この戸越銀座の院長、近い将来開業することを目標としているためか
「自分が経営者だったら・・・。」という視点が見え隠れします。

具体的に自分の将来を考えているんだな、と思うと寂しさ半分、嬉しさ半分
不思議な気持ちになります。

という事で、本日は開業を目指している先生たちに知っておいてほしいお話

それは税金や初期投資について

現場にいると、こういったお金の動きは見えないことが殆どです。
特に税金に関しては、修業時代に勉強する機会が殆ど無いため、知識が皆無といった先生が多いのも事実です。

このため、売上をあげるだけ上げ、利益を沢山あがったけど、翌年やってくる多額の税金に驚いてしまう方も少なくありません。

税金の通知が来た時には手元にお金が残っていない!
なんてこともザラにあります。

なぜ、そんな事になるのか?

私も専門家ではないので、詳しく説明することは出来ませんが、ざっくり言ってしまうと
※解り易くするためにかなり雑な説明になっています。予めご了承ください。

①そもそも税金の仕組みを知らない

独立開業して、上手く売り上げを上げることが出来ると勤め人時代とは比べ物にならないぐらいの所得を得ることが出来ます。

この所得を増やすことが開業のひとつの要因であることは間違いないと思います。

ところが日本では、所得が増えれば増えるほど、税率が上がっていきます。

所得が上がるという事は税金も増えるという事になります。

仮に所得が900万以上~1800万以下だった場合、その33%を税金として収めねばなりません。

ですから、売上を上げた割に、利益の割に意外と自分の手元にはお金が残らないのです。

②会計上のお金の動きと実際のお金の動きが違う事を理解していない

殆ど治療院は、開業するときに内装工事をすると思います。

もちろん、これは経費で落ちるのですが、一気に経費として計上することは出来ないのです。

工事の内容にもよりますが、内装工事であれば、通常22年にわけて計上されます。

経費計上の仕方は複数ありますが、ややこしいので割愛します。

しかしながら、実際は内装業者さんには一括または2回(発注時と工事完了時)程度で内装費全額を支払います。

仮に300万円の内装費をかけた場合、会計上では30万円しか経費計上出来ず、会計上は270万円支払っておらず手元にお金があることになってしまいます。

しかし、実際は300万円全額支払っているわけですから、手元にはお金はありません。

それでも会計上はお金が残っている、つまり利益が残っているという事になり、そこに税金がかかってきてしまうのです。

お金はないけど、税金はやってくるという事ですね。

この様な要因から、気が付いたときには黒字経営しているはずなのに税金が払えなくなって潰れてしまう治療院も実際に存在します。

世の中が思っているほど開業してお金を手元に残すというのは簡単な事ではないのです。

開業を志すならば、開業のメリットばかりでなくそのデメリットもしっかり知っておくべきです。

夢だけでは食っていけませんからね。

そして、開業志望のスタッフさんを雇用されている先生は、恥ずかしがらずにこの実情を教えてあげてください。

本当のことを教えてあげるのも指導者の大事な役割だと思います。

それでもやる!と言うのならば、本気で応援してあげてください。

願わくば、開業のリスクを冒さずとも自分の夢を実現できる治療院が多く誕生して欲しいですね。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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