新大阪の駅からこんにちは！
春休みも終わり、通勤電車の中には
新社会人、新入学生の姿を多く見かけます。
初々しくて、なんだか応援したくなりますよね。
皆様の治療院にも新入生が入ってきているのではないでしょうか？
弊社にもこの春から新しい仲間が増えます。
残念ながら、私は彼ら、彼女たちを研修する機会はないのですが、
初動教育というのは後々にまで影響する大事なプロセスです。
ここで重要なのは、施術とか接客を教えることではなく
ものの考え方を徹底して教えてあげること。
もちろん、面接の段階で自社の考え方や理念はしっかりと伝えている事かと思いますが、
「聞いたことがある」レベルと「理解している」レベルは全く違います。
初動教育では自社の考え方、理念を徹底して理解してもらうことが必要です。
この業界、どこへ行っても人手不足
したがって、早く戦力化したい！ということで
理念や考え方の教育をすっ飛ばして、施術だ接客だと
詰め込んで、実務を覚えさせようとします。
これが後々、問題の種となります。
自社の考え方、理念を理解せずに患者さんと接すると
個人の価値観で行動するようになります。
結果、会社側が望む行動とはずれた行動をするようになっていきます。
この段階になって修正しようとしても、ほとんどの場合修正が利きません。
なぜか？その考え方の基、少なからず患者さんからの支持を得てしまうからです。
少数であっても、支持を得てしまったら、
「会社や上司がいうことよりも、自分の方が正しい！」
「なぜなら、このやり方で患者さんは喜んでくれている！」となります。
例え、その患者さんが全体の中では少数であっても、
たった一人であっても、
自社にとって望ましくない患者さんであってもです。
現場で働くスタッフさんにとって、
患者さんからの支持というのは絶大な影響力を持っているのです。
だからこそ、初動教育では
「考え方の軸」
提供する商品は何か？
対象とする顧客は誰か？
事業の目的はなにか？
自らが成すべき仕事はなにか？
等を明確にしておく必要があります。
こんな話をすると、
「いやいや、うちは大丈夫だよ。ちゃんと面接の時に話しているから」
とおっしゃる方が居ます。
本当に大丈夫ですか？
私はそうおっしゃって、後々後悔された方は何人も知っています。
何を隠そう私もその一人です。
人は忘れる生き物、
面接から時間が立てば、採用されてしまえば忘れてしまっています。
こんな声も聞こえてきそうですね。
「いやいや、私はちゃんと伝えましたよ！（だから自分は悪くない）」
私の師匠、丸山先生からいただいた言葉ですが、
「言ったことが伝えた事ではない。伝わったことが言ったこと。」
私自身、とても身に染みた言葉です。
こちらが伝えたつもりでも、相手に伝わっていなかったら、
言っていないのも同然なのです。
言葉は伝わってこそ、意味がある。
伝わらなければ、ただの声なのです。
この伝える力、部下を持つならば必須の能力
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本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
田村剛志 facebook
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